『マネーロンダリング入門 国際金融詐欺からテロ資金まで』
橘玲
幻冬舎新書
Kindle版
2013年6月発行
第一章 世にも奇妙な金融犯罪
第二章 プライベートバンクの憂鬱
第三章 北朝鮮はなぜ核兵器が必要なのか
第四章 世界でいちばん短いマネロンの歴史
第五章 誰でもできるマネロン
あとがき
入門とあるが,そもそもマネーロンダリングがどうして必要かという点の記述が欠けていた.しかし,全体の内容を元に考えたらマネーロンダリングはなんぞやというのが分かった.
要するに,お金がありすぎると扱いきれないという事態に陥るということか.100万円程度なら封筒に収まって簡単に持ち運びできる.しかし,額が大きくなると保管もできないし持ち運びもできない.
なるほど銀行というのはそのために必要なのか.金融機関が当然ある社会にいると分からなくなる.だが,銀行には記録が残る.警察や税務署から見つからなように,金を送ったり,保管したりするにはどうしたらいいのか.それがマネーロンダリングだ.
本書は実例に基づいてマネーロンダリングの手法を解説している.しかし,ロンダリングしなければならないお金のない私には参考にしようのないことだ.お金があるってのも困りものだと感じた.
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