『TOKYO WAR MOBILE POLICE PATLABOR』
押井守
エンターブレイン
映画『機動警察パトレイバー2 the Movie』を元にした,監督押井守による小説.
これが押井氏初の小説だそう.構成が小説のものになっていなくて,映画のままなのもうなずける.アニメのようなキャラクターの掛け合いは字で読むと違和感がある.
映画との違いはほとんどない.細かい点で異なる所はあるが,ただ映画を字にしただけ.脚本を出版したのでよかったのでは?映画はマイ・オールタイム・ベスト10に入るほど好きなので,楽しめて読めたが,そうでない人は映画を見ればそれでよいと思う.
陸幕調査部別室の荒川のディティールが細かくなったことが新しい発見だった.内偵をするには支障のありそうな怪しすぎる外見.後藤が荒川に嫌悪感を感じていたのは意外だった.あののらりくらりとした何を考えているか分からんおっさんもそういう風に思うのが意外だった.
それと,太田が遺書を当てた人が,両親と香貫花・クランシーであったという事実.香貫花への遺書には一体何が書かれていたのか.
映画とは離して何も語れないので,映画の作品の評価は近日中に別に書く.
押井守の小説としては,『ケルベロス 鋼鉄の猟犬』は小説となっていたし,読み応えがあったので,そっちを読め.
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12/5
映画『機動警察パトレイバー2 the Movie』の評論をこちらに書いた.
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